花札あそび

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機関とSOS団の交流コメディ 会話文中心+絵ネタ

アクション×ローテーション!

 【ローテーション1】 第一回緊急臨時会議 <ある月曜日>



「ただ今よりー朝会、いえ、機関緊急臨時会議を行います」

 ホワイトボード前に立つ青年はマーカーをキュキュッと走らせながら言いました。

「議題は…こちらにいらっしゃる方々にとっては実に明白ですね。しかし未だ僕自身に混乱がありまして…議論に突入する前に一度、確認と称した…ええと、“自己紹介”を行いたいと思うのですがいかがでしょう?」

 同席する4名は議長に次のように返答していきます。

圭一? 「意義無しであります」
森? 「それがいいと思うよ」
古泉? 「ええ。任せます」
新川? 「うん。ところで一樹くんはその身体でも字が汚いんだね」
裕? 「新川さん…新川さんがそんなふうに仰るなんて…」
圭一? 「何も申しておりませんぞ」

 …以上の会話でおおよその事情はお察し頂けたのではないでしょうか。

古泉 「そうでした…現状を自覚し受け入れきれていない証拠ですね、すみません。僕は古泉一樹です」

 如才無い好青年スマイルを浮かべるその人物はどう見ても多丸裕そのものでしたが、口から出た名前はちがっていました。

裕 「僕が多丸裕。自分を外から見るというのも面白いものだね、あはは」

 普段より数段階軽快な笑みと口調で喋るジェントルマン新川氏に、現実から目を逸らしたくなったご一同でした。

新川 「私は新川です。早々の原因究明と万事解決を目指して共に邁進致しましょう」

 こちらは少々固めの多丸圭一氏。弟の裕(外見:新川)が微妙な表情を見せるという、なんとも複雑な構図です。

圭一 「自分が自分で無いみたいだね。まあその通りなのだが。私は、こう見えても多丸圭一だ…はっは」

 ヤケ気味に笑い飛ばした彼ーもとい、彼女。森園生は鈴の鳴るような声でおじさん口調という、ある種の層の需要を獲得しそうなキャラクターへと変貌しています。

森 「ふふ。まるで鏡を見ているみたい…良く似ているけど真逆なの。わたしがあなたで、あなたがわたし。興味深いわ。森園生です」

 どう見てもオネエキャラですありがとうございました。と、本人もシメにかかりたくなるハマりっぷりは古泉一樹。限りなく僅差とはいえ、彼が1番の被害者なのではないでしょうか。

 以上の“自己紹介”の通りに、突然彼ら5名の身体と心が入れ替わってしまったのでした。爽やかな朝の目覚め、なぜだか違和感を感じて鏡を見てみるとなんとそこには身近な同志の姿がー。なかなか想像し難い境遇ではありますが、普段クール&スマイル集団で通っている彼らが、それなりのリアクションをとった後に慌てて互いに連絡を取り合ったことも仕方が無いように思います。

裕 「一樹くんきもちわるーい」
古泉 「新川さん……」
新川 「申しておりません。申しておりません」
圭一 「あっはっは。裕、そのへんにしてくれ。一樹くん以外の者にも視覚的ダメージが大きいのだ」
森 「もぉっ!話がぜんっぜん進まないじゃなぁい♪あたしのことは気にしちゃらめよんっ☆」
新川 「…………畏まりました」
圭一 「えぇ、気になりすぎるよ?どうするべきなんだ?」
裕 「あっはっはは…!だめだ、森は分かってる、最高だ」
古泉 「もう…森さん普段そんな口調じゃないでしょう!時間がありません。これから“僕”である森さんに、1番頑張って頂かなければならないのですから」

 そう、今のこの会議は“朝会”なのでした。いくら世界の平和を守る秘密結社<機関>といえど定期的に開かれるものではありません。今日はあくまで緊急会議であり、タイムリミット、すなわち古泉(現在は森)の登校時間まであと30分程しか残されていないのです。

古泉

「確かに現状の迅速なる原因究明と万事解決が望まれます。しかし、双方とも会議室で話し合って答えが出るものではございません」

圭一

「その通りだ。確かにこの事態には驚いたし、原因は全くの謎だ。だがー誰の仕業か、という点は自明のことだろう」

 弟の丁寧語がすごく気になる圭一でしたが、余り突っ込んでいる余裕が無いことを察して良識あるコメントをします。

古泉

「涼宮さん、でしょうねーここ最近の彼女の言動に、そのような心当たりは無いのですが…」

新川

「うむ、涼宮様でしょうな。如何なる動機か図りかねますが、我々5名の心身の入れ換えをお望みになったのでしょう」

 それに、言葉の固さでいうと圭一自身(現在は新川)の方が高レベルなのでした。

裕 「となると、原因も涼宮さんから探るしかない。彼女に接触しなければ何も始まらないだろう」
森 「彼女に接触するのは古泉ーすなわち、わたし。古泉になりすまして北高へ行きSOS団の活動に参加して、解決法を調査します」
古泉 「まことに大変なことかと思いますがーやってくれますか、森さん」
森 「ふっ、お任せ下さい。副団長の腕章にかけてこの古泉一樹、必ずや任務を遂行してみせましょう」
新川 「おぉ。お上手でございます」
圭一 「任せたよ、森」
裕 「うん。良い報告を待っている」
古泉 「それでは団活後にお待ちしています。何か困ったことが起きれば携帯にご連絡下さい」
森 「ええーとりあえず、制服に着替えるのってどうしましょう?」
古泉 「あ」


 些細な問題が山積みでしたが、とりあえず現在成すべきことは決まったようです。SOS団に潜入した森園生が涼宮ハルヒと接触、原因を突き止めて無事問題解決!各々の身体に戻ってめでたしめでたしー…と、つつがなく進めばどれほどよかったでしょうか。
 これは、長い長い1週間のほんの「始まり」でしかないのでした。



 【アクション1】 SOS団と副団長・森園生(仮題)に続く

 なにか始めちゃいましたよ。SSというより小ネタに近いノリで進行していきますこのシリーズ。おちゃめ機関、機関とSOS団の交流、ハルヒが古泉(+機関)に望むこととは?など、好き勝手やってしまいたいと思います。読み辛いかもしれません…模索中です
2008/03/05