花札あそび

文章(裏)

キョン×古泉 ※もし古泉が歳を大幅にサバ読んでいたら…という捏造話です。

年 上 ノ 恋 人  「 幻 夢 」

「……」
「はーぁー」
「虚しい」
「………はあ」

 恋人のベッドの上で1人天井を見つめて溜息を吐く俺。頭は未だガンガン響いていたが思考回路はそこそこ動くようになってきた。けれど考えても考えても一向に昨晩のことは思い出せない。古泉の機嫌を損ねてしまう何かがあったらしいのだが。盛大に酔っ払ったらしい俺は記憶がぶっ飛んでいて、古泉も一向に口を割ろうとしない。
  どんなとんでもねえことをしちまったのかと思えば、文句を言われた割に満更でもないような笑みを向けられて、益々気になりまくりだ。覚えの無い俺としては昨晩は何もなかったのと同然なのだから、心身共に悶々として仕方がない。

 現在古泉は風呂場にいる。シャワーを浴びるのと、後処理…てヤツを頑張っている。どうやら昨夜俺はゴムを着けずに射精してしまったらしく、未だ古泉の中に精液が残ったままなのだ。…それは怒るよな、ほんと申し訳ない。それだけが不機嫌の理由では無いらしいのだが。
  俺が出してやろうと言ったら拒否されてしまい、こうして1人寂しく待ち呆けている。中出しなんて男のロマンじゃねえか。くそ。蘇れ俺の記憶!
  ……。それにしても遅くないか?ちょっと覗いてみるか…いや変な意味じゃねえぞ

「古泉ー大丈夫か?」

 脱衣所から声をかけてみる。チロチロとシャワーの水音がする。応答が無いのでもう1度口を開きかけた時、戸の鍵を外す音がした。

「できません…」

 開かれた戸の隙間から赤面した古泉が垣間見える。…だよな、自分でそんなとこに指突っ込むとか無理だよな。俺はシャツを脱いで全裸になり、風呂場に侵入した。

「俺がやる、というか…させて下さい」

 すいませんでした。せめて責任取らせてくれよ。

「…余計な真似はしないで下さいよ。機械的かつ事務的にお願いします」
「……」

 一晩で俺の信用ガタ落ちじゃないですか?
  俺は古泉の手からシャワーを受け取って、背中を向けて立たせる。古泉の足下に跪くと目の高さはちょうど腰辺りだ。よし、いい眺めだ。
  入口にシャワーを浴びせてほぐしながら、人差し指を埋め込む。

「んっ…や…」

 おいおい敏感だな。まだ第一関節まで挿れただけなんだが。

「うぅ…3回達してしまったので…」
「3回も!」

 なんてことだ。一晩一回のペースを保っていたというのに。寧ろ今んとこ一回が限界だというのに。てことは3回分の精液がこん中に入ってんのか。

「いいえ、行為自体は1回でした。…僕だけ3回イカされたんですよ」

 そう古泉が恨めしげに言う。

「それは…見たかったな」
「ガン見されてましたよ」

 惜しいことをした…。さっきも古泉は気持ちよかったと言っていた。俺は正直自分のテクニックに自信を持っていないのだが。3回も…なあ。どんな手を使ったんだ俺?

「んん、まだですかぁ」

 指の付け根まで入った所で折り曲げて引き抜くと、ゴポと泡が零れ落ちる。内壁を擦り洗うように、ゆっくりと出し入れする。俺の精液が後孔から太腿をつたう光景がえろすぎる。1回分にしては量が多かったように感じた。

「お疲れ、終わったぞ」

 俺は立ち上がり、古泉の濡れた髪を撫でた。

「ありがとうございました…」
「いえいえ」

 こうして古泉の事後処理は無事に終わったのだが。こちらは処理中の甘い声ともろもろの視覚的刺激からすっかり下半身が喜んでいる。この反応、間違っては無いですよね。

「なあ、古泉…」
「…!無理ですっ。お1人でなさって下さい」

 駄目元で強請ったらやっぱり駄目だった。ささっと俺の脇をすり抜け、戸を閉めて出て行った。

「冷たい…!」

 1つ屋根の下に一緒にいるというのに、1人でしろと。寂しすぎるな…ヤるけどな。
  折角なので昨晩のことを想像しよう。もし体位が正常位じゃないとしたら…バック、側位、対面座位、駅弁、騎乗位…騎乗位いいな。腰を振らせたい。自分で挿れてみろよ…とか言ったりな。下から突き上げるのは良さそうだ。結合部分が丸見えだぜ…。
  実行出来そうにない過激プレイも妄想なら問題ない。緊縛なんて無理だよな。すげえ興味あるけど。縛り上げて身体の自由を奪って。足を開かせ固定して性器を晒させた所を眺めて。嫌がって睨みを利かせながら、縄で性感帯を擦り上げられ身体は快楽によがっていて。ああ、明治時代のなんとかって画家の描く責め絵のポーズ、似合うと思うんだよな。
  と、己のめでたい妄想力と右手でぐいぐい登り詰めて、精を解放した。

「…虚しい」

 頭のてっぺんからシャワーを浴びて風呂場を後にする。

「ん?」

 脱衣所の洗濯かごの中に、たたまれた着替えを発見した。廊下からは朝食の匂いが漂ってくる。トースターのタイマー音と卵を焼く匂いがする。スクランブルエッグだろうか。腹が減ってきた。
  何だかんだ言って愛を感じるね。エプロンを付けてせっせと食事の支度をする古泉を思い描く。
  あねさん女房っていい響きだよな。



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 緊縛プレイに挑戦してみる話を楽しく妄想していましたが、もう年上設定とか関係無くなっちゃうんですよね☆
2007/9/26